「Contents is King」(コンテンツこそが王様だ)というビル・ゲイツの有名な言葉にもあるように、インターネットの世界ではいつの時代も「コンテンツ」に大きな価値があります。
そんな時代に生きる私たちが「コンテンツクリエイター」または「コンテンツマーケッター」として長期的に生き残るための方法について、私の経験を元にお話しいたします。
- 1 ポッドキャストはこちら
- 2 魅力的なコンテンツに人は群がる
- 3 コンテンツを生み出す力=影響力
- 4 コンテンツクリエイター=コンテンツマーケッター
- 5 とはいえ生き残れる人はごくわずか
- 6 コンテンツクリエイターとしてのブランドを持っているか?
- 7 事例:Apple社の「ブランド」とは?
- 8 差別化されたコンテンツが強固なブランドを生み出す
- 9 誰かの真似をしてもブランディングにはならない
- 10 最初は他人を真似てもいいが自分のスタイルを確立していこう
- 11 真似する側よりも真似される側=「リーダー」になろう!
- 12 自分のコンテンツが知らない誰かを救っているかも??
- 13 売れるコンテンツの作り方ガイドブックはこちら
ポッドキャストはこちら
今回のブログ記事の内容はヒルトル・フィリップ太郎ポッドキャスト Vol.164「長期的に生き残れるコンテンツクリエイターになる方法」を元に執筆いたしました。
ぜひ音声コンテンツも聴いてみてください。(Spotifyではビデオポッドキャストに対応しており、動画形式でもご覧いただけます。)
ポッドキャストエピソードのフル尺の視聴はこちら
魅力的なコンテンツに人は群がる
インターネットの世界では、昔から「コンテンツが王様」でした。
一昔前であれば、ネットの掲示板やブログなどの文章コンテンツ、今なら動画や音声などのリッチコンテンツが主流です。
価値あるコンテンツを量産できる人間は、影響力を手に入れ、それに見合った名声や富を手に入れることが可能です。
2000年代に入ってからは、様々なSNS(ソーシャルネットワークサービス)やYouTubeなどの動画共有サイトが多くのユーザーを獲得して人気になりましたが、それは自分の友人であったり、有名人であったり、様々な人たちが「コンテンツ」を共有してくれたからこそ、人がネットに集まるようになったわけです。
人が集まれば、そこに広告を出稿する価値も高くなるので、多くのお金が取引されるようになり、コンテンツを生み出せる人の地位も上がります。
様々なメディアやトレンドの流行り廃りはあれども、最終的には「コンテンツを生み出す力がある人間=現代におけるヒーローでありリーダー」と言っても過言ではないでしょう。
コンテンツを生み出す力=影響力
一昔前であれば、テレビなどの伝統的なマスメディアのチャンネル数や番組数には限りがあり、そこに出演できる人間も限りがありました。
しかし、今では様々なネット上の媒体に、誰もが自分のチャンネルを持ち、自分の意見や考えを発信することができるので、誰もが発信者になれます。
私ヒルトル自身も、オンラインマーケティングの界隈においては、長年、情報を発信し続けることで、「その道の専門家」という地位を築くことができたと思っています。
そのように誰もが自分の得意な分野でコンテンツを発信することで、影響力を手に入れることができるわけです。
その結果、私の場合は、インターネットだけを使って、事務所も構えることなく、社員も雇うことなく、オンライン上でお客様を集め、自分の事業を拡大することができています。
(自慢にはなってしまいますが、自分の収入や生活レベルも私がサラリーマンを独立した10年前に比べて何倍にもアップしました。)
コンテンツクリエイター=コンテンツマーケッター
そのようにコンテンツを作成するスキルがあり、実際にコンテンツをネット上で公開している人のことを「コンテンツクリエイター」と巷では呼ぶようです。
私ヒルトル自身も、ネット上に文章、音声、動画などの様々なコンテンツをアップしているので、「コンテンツクリエイターである」と言っても差し支えないでしょう。
また、無料でコンテンツを公開することで人を集め、そのコンテンツを見てくださった人たちに自社の有料商品・サービスをご案内して収益を得ていますので、「コンテンツマーケッター=コンテンツを使ってお客様を集める人」であるとも言えるでしょう。
もちろん、自社の商品に限らず、「自分がお勧めする商品・サービス」をコンテンツの視聴者に提供することで、収益のシェアや報酬を手に入れることも可能です。
私自身もこのようにコンテンツを配信することで、自社の商品の販売に役立てたり、自分が使っているソフトウェアを紹介して、その収益の一部を受け取るなど報酬を手に入れています。
そのように誰もが自分が培ってきた経験や知識を世の中に発信して誰かの悩みを少しでも解決することで、ファンを増やして、結果的に収益を手に入れることができるので、本当にチャンスがある素晴らしい時代だと思います。
とはいえ生き残れる人はごくわずか
と、ここまで夢のある話をしてきましたが、当然、コンテンツクリエイターにも競争やトレンドの波はあります。
みんなの憧れの職業だったはずのYouTuberも最近は「収益が激減している」という話もよく聞きますし、かつては素人しかいなかったプラットフォームにエンタメのプロである芸能人たちがこぞって参入してきたおかげで、再生回数が大幅に減少してしまったチャンネルも多いようです。
私のように自分の知識を公開し、自社商品の販売に誘導していくようなコンテンツクリエイター・マーケッターも例外ではありません。
一昔前は影響力があった人や会社もいつのまにか消えてしまったケースも無数にあります。
たまたまトレンドに乗って運良くうまくいったのを、自分の実力と勘違いしてしまい、長続きできなかった人もよく見ます。
そのように長期間活動し続けられるクリエイターはごくわずかなのですが、私ヒルトル自身、オンラインマーケティングの業界で独立起業してからも10年以上生き残ることができていますし、2017年からは自社案件のみの収益で事業を運営しています。
その実績があるからこそ、「長期間生き残れるコンテンツクリエイターの条件」について私ヒルトルが語る資格もあると断言できるでしょう。
コンテンツクリエイターとしてのブランドを持っているか?
「ブランド」というと、ハイブランドのアパレルや時計などの装飾品を思い浮かべる人も多いでしょう。
辞書で調べると、
① 自己の商品を他の商品と区別するために,自己の商品に使用する名称や標章。銘柄。商標。
② 特に優れた品質をもつとして知られている商品の名称や標章。
(スーパー大辞林より引用)
というように「商品の名称」という意味で一般的には使われるようです。
しかし、私の解釈では、さらに少し違う意味があります。
私の解釈は、「ブランド=濃いファンが存在する人、商品、会社」のことだと考えています。
つまり、商品の有無や価格に関係なく、その人、商品、会社のことを好きなファンが一定数いれば、それは「ブランド」であると言っても差し支えないでしょう。
事例:Apple社の「ブランド」とは?
例えば、「AppleはブランドがあるからiPhoneやMacが売れるんだよなー」というような言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
その際、「Apple社のブランドとは一体何か?」と考えた時に、ただのiPhoneやMacといった製品ラインナップの名称だけではなく、
・Appleの長年の歴史
・創業者スティーブ・ジョブスの思想
・初代iPhone発表時のジョブズの有名なプレゼンのインパクト
などなども含めて「ブランド」であり、創業者の思想、現在も働いている役員などの存在、企業としての方針などに愛着や共感を感るからこそ、他社ではなくAppleの商品を買う人も一定数いるのではないかと思います。
私たちはiPhoneのような優れた製品を作ることができなくても、Apple社のiPhoneやMacがあれば、自分1人でも気軽にコンテンツを作って世界中に発信できるわけですから、本当に素晴らしい時代ですよね。
差別化されたコンテンツが強固なブランドを生み出す
私ヒルトル自身も、「自分のブランド」を強固にしてきたおかげで、今でも商売を継続できていると信じています。
では、私がどうやって自身のブランドを強くしてきたかというと、「他人とは違うコンテンツをつくってきた」からだと断言できます。
私自身、オンラインマーケティングの世界で独立してから自分の力でコンテンツを作成し、商品を自分の力で販売するために、さまざまな試行錯誤を行ってきました。
その中で、「業界の慣習」に異議を唱えたり、自分のやりたいことを実現するために海外のツールを導入し、少なくとも日本では誰もやっていなかったことを実践して道を切り開いてきたわけです。
その結果、誰かの二番煎じではない、独自のコンテンツを作ることができ、一定のファンの方を集めることで事業を軌道に載せることができているわけです。
誰かの真似をしてもブランディングにはならない
残念ですが、コンテンツの内容はもちろん、話し方や動画の編集スタイルやサイトのデザインなど誰かのやり方を丸パクリしているだけでは、本当の意味での濃いファンを集めることは難しいでしょう。
つまり、他人の真似ばかりしていても、あなたのブランドは強くならない、ということです。
むしろ、「こいつの話し方や動画の編集方法とか、〇〇みたいだな〜」と思われてしまうと、あなたの評価を下げるきっかけになってしまうでしょう。
特にビジネス系のジャンルでYouTubeを始める人は、業者に編集を丸投げする人も多いのでしょうが、その結果、「はいはい、よくいる感じの量産型の動画だね」と思われてしまい、ぱっと見の評価だけで価値を下げてしまいがちです。
内容に自信がある人は、一切編集をしていない動画でも最後まで見ていられますが、コンテンツの内容の自身がない人ほど、過剰な編集で誤魔化すような傾向を感じられます。
そのように業者任せで編集で誤魔化そうとしても、あなたのコンテンツの価値は高まりにくいですし、ファンも増えないのが現実でしょう。
最初は他人を真似てもいいが自分のスタイルを確立していこう
という厳しいことをいうと、「ヒルトルさん、とはいえ、私はまだ自分のスタイルが確立していません、なので誰かのやり方を真似してもいいのですか?」というご質問が来そうですね。
何事も最初は真似ることから始まりますので、最初は「この人、かっこいいなー!」と自分が憧れる人をお手本にしてみましょう。
私もそうやっていろんな人をお手本にするところから始めました。
ある意味、いろんな人をコピーしまくったわけです。
ただ、不思議なことに、そうやって他人を真似していくと、やがて自分のスタイルが確立していきます。
なぜなら、実践していくうちに、他の人にはない自分なりの最適なやり方が見つかったり、話し方が上手くなったり、自分だけの体験を話すことで独自なコンテンツ内容が磨かれていったり、、という形で必然的に自分独自のスタイルが磨かれていくのです。
真似する側よりも真似される側=「リーダー」になろう!
そうやって他人を真似ながらも実践を重ねていくと、「誰かの真似っこ」「誰かの二番煎じ」ではなく、「この人が言っていることは本物だ!」「この人についていきたい!」と思ってもらえるようなブランドが確立していきます。
そうすると、面白いことに、自分の「フォロワー」が生まれます。
それは「SNSのフォロワー=あなたのSNSアカウントをフォローしてる人」という意味ではなく、「あなたのことを真似するフォロワー(=追従する人間)」が出現してくる、ということです。
つまり、誰かを真似していた人間がやがて自分のスタイルを確立するようになり、真似される側になる、ということです。
それが「フォロワー(=誰かに追従する人間)」から「リーダー(=他人を率いて新しい視野や価値観を提示できる人間)」になれる瞬間と言ってもよいでしょう。
私自身も私のお客様に「まずは私のやり方を真似ることからスタートしなさい!」と伝えているので、私のコンテンツや私のやり方を真似ていただいている方々も多いでしょう。
それは全く構いませんので、ガンガン真似してください。
でも、そこで忘れてはいけないのが、「自分のスタイルを確立する」という点です。
まあ心配しないでも、悩んだり、迷ったりもしながら、コンテンツを作成していけば、自分独自のコンテンツが生まれていくので、とにかくコンテンツを作り続けていきましょう!
そうすれば、日本のどこか、世界のどこかで必ず見てくれている人が出てきます。
そして、その積み重ねで、あなたのコンテンツが視聴され、知らない間にもファンが増え、強固なブランディングができるのです。
その結果、あなたのブランドの力が強まり、あなたの事業にも良い影響が生まれるでしょう。
そうやってコンテンツを積み重ねていくことで、長期的に生き残れるクリエイターを目指しましょうね!
自分のコンテンツが知らない誰かを救っているかも??
とはいえ、もしかしたら「自分のコンテンツに意味はあるのかな?」「自分のコンテンツなんて誰も対して見ないし、もうやめてもいいかな。。」と諦めてしまいたくなることも誰だってあるでしょう。
でも、私自身も「ヒルトルさんのコンテンツに救われました!!!」と言っていただけるお客様がたくさん思い浮かびます。
その言葉に生かされて、日々仕事をしていると言っても過言ではありません。
人間は「やりがい」がないと、行動を続けられないものです。
もちろん最初は誰もコンテンツを見てくれない、という時期もあるでしょう。
でも、そこで諦めずに改善をしながら発信を続けていれば、何もコメントや感想がなくても、必ず誰かが見てくれて、参考にしてくれているものです。
私自身も日々、国内外のさまざまなコンテンツに触れて、悩みを解決するヒントを手に入れたり、気付きや刺激を受けています。
ぜひあなたも「コンテンツを消費するだけの人間」から「コンテンツを発信していく側の人間」になっていきましょうね!
そうすれば必ず素晴らしい未来が待っていますよ!
売れるコンテンツの作り方ガイドブックはこちら
私が以前執筆したこちらの電子書籍の内容もお役に立てるはずですので、よろしければ無料でダウンロードして読んでみてください!