GoogleのAI画像生成ツール「Whisk」とは?

Googleが2025年2月に日本で公開した新しいAI画像生成ツール「Whisk」は、専門知識がなくても誰でも簡単に画像を作れる画期的なサービスとして注目を集めています。従来のAI画像生成ツールでは難しかったプロンプトの作成や細かな設定が不要で、「モデル」「背景」「スタイル」という3つの要素を組み合わせるだけで、オリジナリティのある画像を生成できます。本記事では、テンプレートを使った基本的な使い方から、ビジネスでの具体的な活用方法、さらにはより良い結果を得るためのプロンプト設定のコツまで、実例を交えながら徹底的に解説します。特に、個人での使用からビジネス活用まで、幅広い用途に対応できるWhiskの可能性について、実践的な視点からご紹介していきます。AI画像生成に興味はあるものの、難しそうで手を出せずにいた方も、このツールをきっかけに、新しいクリエイティブの可能性を見つけることができるでしょう。

はじめに

↑Whiskで作成した画像(モデル:パソコンの前で悩んでいる女性、背景:ランダムで生成された画像、スタイル:ぬいぐるみ)

あなたは、AIツールに興味がありながら、難しそうで手を出せずにいませんか?あるいは、画像生成AIを使ってみたいけれど、複雑な操作や専門的な知識が必要なのではないかと不安を感じていませんか?

そんなあなたに、朗報があります。Googleが2025年2月、日本でも利用可能になった新しい画像生成ツール「Whisk」を公開しました。このツールは、誰でも直感的に楽しく画像を作れるというコンセプトで開発されています。

ImageFXのような本格的なAI画像生成ツールとは一線を画し、Whiskはシンプルな操作で面白い画像を作ることに特化しています。具体的には、モデル・背景・スタイルという3つの要素を組み合わせるだけで、オリジナルの画像を生成することができます。

私自身、このツールを使ってみて驚いたのは、その手軽さとクリエイティブな可能性です。例えば、自分の写真をカプセルトイ風のイラストに変換したり、ファンタジックな背景と組み合わせたりすることが、わずか数クリックで実現できます。

特に注目すべきは、プログラミングの知識や専門的なスキルが不要という点です。Googleのlabs.google/fxというページにアクセスするだけで、すぐに画像生成を始めることができます。しかも、基本的な機能はすべて無料で利用可能です。

このブログ記事では、Whiskの基本的な使い方から応用テクニックまで、実例を交えながら詳しく解説していきます。AIツールを使ってクリエイティブな作品を作ってみたい、でも難しそうで躊躇している…そんなあなたに、きっと新しい可能性を見つけていただけると確信しています。

続く章では、Whiskが注目されている理由や具体的な活用方法について、さらに詳しく見ていきましょう。

なぜWhiskが注目されているのか?

↑Whiskで実際に生成した画像です。いろんな要素を組み合わせてみることで遊び心のある思いもよらない画像を作ることができます。

AIツールの普及が進む中で、Whiskが特に注目を集めている理由は、従来のAI画像生成ツールが抱えていた課題を解決しているからです。

これまでのAI画像生成ツールには、大きく2つの課題がありました。1つは、適切なプロンプト(指示文)を英語で書く必要があり、多くのユーザーにとって高いハードルとなっていたこと。もう1つは、生成される画像の品質にばらつきが大きく、意図した通りの画像を得るまでに何度も試行錯誤が必要だったことです。

Whiskは、これらの課題に対して画期的なアプローチを取っています。テンプレートベースの画像生成という新しい手法を採用することで、プロンプトの記述に悩む必要がなくなりました。さらに、モデル・背景・スタイルという3つの要素を視覚的に選択して組み合わせるという直感的な操作方法により、誰でも簡単に望みの画像を作れるようになったのです。

2025年2月からの日本での利用開始は、日本のクリエイターやビジネスユーザーにとって大きな意味を持ちます。なぜなら、ビジネスでの活用がより身近になったからです。例えば、商品紹介用の画像作成や、SNSでの投稿用コンテンツの制作など、これまで専門家に依頼していた作業の一部を、社内で手軽に行えるようになりました。

また、Whiskの登場によって、AI画像生成の裾野が大きく広がることが期待されています。特に、これまでAIツールに触れる機会のなかった層にとって、Whiskは理想的な入門ツールとなっています。テンプレートを使った基本的な画像生成から始めて、徐々に自分でカスタマイズしていくという段階的な学習が可能だからです。

実際、GoogleのImageFXと比較すると、Whiskの特徴がより明確になります。ImageFXがプロフェッショナルなニーズに応える高機能なツールであるのに対し、Whiskは気軽に創造性を発揮できる遊び心のあるツールとして位置づけられています。この違いは、両者が補完的な関係にあることを示しており、用途に応じて使い分けることで、より効果的な画像生成が可能になります。

このように、Whiskは従来のAI画像生成ツールの課題を解決しながら、新しい可能性を切り開いています。次のセクションでは、実際にWhiskをどのように使用するのか、その基本機能と特徴について詳しく見ていきましょう。

Whiskの基本機能と特徴

↑Whiskの画面(モデル、背景、スタイルの3つの項目をそれぞれ自分でプロンプトから作成したり、ランダムで生成された画像や、自分でアップロードした画像をミックスして作成可能なのが特徴です。)

Whiskの最大の特徴は、「モデル」「背景」「スタイル」という3つの要素を組み合わせることで、独創的な画像を生成できる点です。これは、まるでレゴブロックのように、異なるパーツを組み合わせて新しい作品を作り出すような感覚で画像生成を楽しめる仕組みです。

↑Whiskのトップページにアクセスすると簡易的なデモ画面が表示されます。画面常に配置されているイラストや写真、または自分がアップロードした画像を組み合わせて画像を作ることができます。

モデルは画像の主役となる要素です。例えば、人物、動物、建物など、画像の中心となるオブジェクトを指定します。興味深いのは、複数のモデルを同時に選択できる点です。サボテンと恐竜と猫を組み合わせるといった、現実世界では実現できないような組み合わせも自由自在に作り出すことができます。

背景は、モデルを引き立てる舞台装置のような役割を果たします。ファンタジックな空や、未来的な都市景観、あるいは抽象的なパターンなど、多様な選択肢が用意されています。背景は1つしか選べませんが、この制限があることで、かえって画像の一貫性が保たれ、よりまとまりのある作品を生み出せます。

スタイルは、画像全体の雰囲気を決定づける重要な要素です。アニメ調やリアル調、水彩画風など、様々なアートスタイルから選択できます。これは、同じモデルと背景の組み合わせでも、スタイルを変えることで全く異なる印象の画像を生み出せることを意味します。

Whiskの使い方は、大きく分けて2つのアプローチがあります:

  • テンプレートを活用した簡単な画像生成

テンプレートは、初心者でも迷うことなく画像を作れるように用意された、いわば「お手本」のようなものです。例えば、「カプセルトイ風キャラクター」や「アニメ風ポートレート」といったテンプレートが用意されています。自分の写真をアップロードするだけで、選択したテンプレートのスタイルに変換された画像が生成されます。

  • オリジナル画像の作成

より創造的なアプローチを取りたい場合は、3つの要素をすべて自分で選択して組み合わせることができます。さらに、自分で用意した画像をアップロードしてモデルや背景として使用することも可能です。これにより、完全にオリジナルな作品を作り出すことができます。

画像のサイズ設定も柔軟で、正方形だけでなく横長や縦長のフォーマットも選択できます。これは、SNSの投稿用やウェブサイトのヘッダー画像など、用途に応じて最適なサイズの画像を生成できることを意味します。

生成された画像は自動的にマイライブラリに保存され、後から簡単に参照したり、再利用したりすることができます。また、生成時に使用したプロンプトも保存されるため、気に入った画像の設定を後から確認して、似たような画像を再度生成することも可能です。

このように、Whiskは直感的な操作性と柔軟な画像生成機能を兼ね備えています。次のセクションでは、これらの機能を実際にどのように活用するのか、具体的な手順とともに見ていきましょう。

実践的な使い方ガイド

Whiskでの画像生成はシンプルですが、より良い結果を得るためにはいくつかのコツがあります。ここでは、実際の手順に沿って、効果的な使い方を詳しく説明していきます。

テンプレートを使った基本的な画像生成

↑トップページから「スタイル」を「カプセルトイ」にして、「モデル」を私の写真をアップロードして画像を作ってみました。

まず、Whiskを初めて使う場合は、テンプレートから始めることをお勧めします。labs.google/fxにアクセスすると、すぐにテンプレート一覧が表示されます。例えば、「カプセルトイ」というテンプレートを選んでみましょう。

画像のアップロード画面が表示されたら、変換したい写真をアップロードします。このとき、顔がはっきりと写っている写真を選ぶのがポイントです。Whiskは顔の特徴を認識して、それを基に新しい画像を生成するため、表情がはっきりと分かる写真の方が、より魅力的な結果が得られます。

↑トップページで画像を作った後、「ツールで開く」を表示すると、Whiskの画像生成画面が開き、生成した画像をお気に入りに追加したり、ダウンロードすることが可能です。

アップロードが完了すると、自動的に画像生成が始まります。生成された画像は通常、複数のバリエーションが提示されます。この段階で気に入った画像があれば、「お気に入り」に追加したり、ダウンロードしたりすることができます。

カスタマイズオプションの活用

テンプレートに慣れてきたら、次は自分でカスタマイズを試してみましょう。画面左側には「モデル」「背景」「スタイル」の3つのセクションがあります。

モデルの選択では、複数の要素を組み合わせることができます。例えば、「サボテン」「恐竜」「火の妖精」という一見関係のない要素を選択することで、想像もしなかったような斬新な画像が生成されることがあります。自分の写真をアップロードしてモデルとして使用することもできますが、その場合は画像の解像度が十分に高いものを選ぶことが重要です。

↑サイコロを振ることでランダムでサンプルとなる要素を増やせますので、サイコロボタンを押して、いろんな選択肢を増やしてみましょう!(モデル:サボテン、火の妖精、恐竜の3つを選択しmさいた。)

背景の選択は画像の雰囲気を大きく左右します。ファンタジックな空や未来的な都市景観など、様々な選択肢がありますが、モデルとの調和を考えて選ぶことがポイントです。背景は1つしか選べませんので、全体的なバランスを見ながら慎重に選択しましょう。

スタイルの適用は最後の仕上げとなります。アニメ調やリアル調など、様々なスタイルが用意されていますが、これはモデルと背景の組み合わせによって効果が大きく変わります。同じ組み合わせでも、スタイルを変えることで全く異なる印象の画像が生成されることがあります。

プロンプトの効果的な書き方

↑画面左上の+ボタンを押すと、「モデル」「背景」「スタイル」の3つの要素を新しく追加することができます。(自分でプロンプトを入力するか、自分の画像をアップロードすることが可能です。)

Whiskでは、テキストプロンプトを使用して画像を生成することもできます。ただし、日本語での入力はまだ完全には対応していないため、以下のような工夫が必要です。

  1. まず日本語で作りたい画像のイメージを書き出します
  2. ChatGPTなどのAIツールを使って、それを英語に翻訳します
  3. 翻訳された英語のプロンプトをWhiskに入力します

例えば、「夕暮れの海辺で佇む少女」という指示を英語に翻訳して入力すると、より精度の高い画像生成が可能になります

↑ChatGPT4oに以下のプロンプトを入力しました。「以下のキーワードを画像生成AIツールで印象的な画像を作れるようなプロンプトとして、英文で書き直してください。夕暮れの海辺で佇む少女」

プロンプトを入力する際は、できるだけ具体的な表現を使うことをお勧めします。色や光の様子、画風などの詳細な情報を含めることで、より意図に近い画像を生成することができます。(ChatGPTなどチャットボットAIに「以下のキーワードを画像生成AIツールで印象的な画像を作れるようなプロンプトとして、英文で書き直してください」などを入力すると良いでしょう。)

↑ChatGPTがこちらが指定したアイデアを元に書いてくれた英文プロンプト”A solitary girl stands by the seaside at sunset, her silhouette gently illuminated by the warm golden and orange hues of the fading sun. The waves softly lap at the shore, and a gentle breeze stirs her hair. She gazes into the horizon with a serene and contemplative expression, creating a peaceful and dreamlike atmosphere. The scene is rich in warm colors, with reflections of the sunset shimmering on the water, evoking a sense of tranquility and wonder.”をWhiskのモデル作成欄で入力しました。
↑生成した「夕暮れの海辺で佇む少女」をモデルにして、背景「海沿いの遊園地」にして、いくつかスタイルを変えながら画像を生成したら、「クレアアニメ風(左上)」「写実的(右上)」「イラスト風(下段の2つ)」などの画像を生成することできました。

このように、Whiskは直感的な操作で始められる一方で、使い込むことで更なる可能性が広がるツールとなっています。次のセクションでは、使用する際の注意点やより上級者向けのTipsについて解説していきます。

注意点と使い方のヒント

AI画像生成ツールとしてのWhiskは非常に使いやすいものですが、より効果的に活用するためにいくつかの重要な注意点があります。また、より良い結果を得るためのTipsもご紹介していきます。

日本語入力における制限事項

Whiskにおける最も重要な注意点は、日本語でのプロンプト入力に関する制限です。現時点では、日本語のプロンプトを直接入力すると、期待通りの結果が得られないことが多いという課題があります。

この問題に対する効果的な解決策として、二段階のプロンプト作成プロセスを提案します。まず日本語で作りたい画像のイメージを詳細に記述し、それをChatGPTなどのAIツールを使って英語に翻訳します。このとき、単純な直訳ではなく、画像生成に適した表現に変換することが重要です。

例えば、「和風の庭園で満開の桜が咲いている」という日本語のプロンプトは、単に “Japanese garden with blooming cherry blossoms” と訳すだけでなく、”Traditional Japanese zen garden with fully bloomed pink cherry blossoms, soft natural lighting, peaceful atmosphere” のように、より詳細な描写を含める方が良い結果が得られます。

より良い結果を得るためのプロンプト設定

プロンプトの設定では、以下の3つの要素を意識することで、より意図に近い画像を生成できます:

  • 具体的な視覚的描写

色彩、光の様子、テクスチャーなど、視覚的な要素を具体的に指定します。例えば、”warm sunset lighting” や “soft pastel colors” のような表現を加えることで、画像の雰囲気をより細かくコントロールできます。

  • スタイルの明確な指定

生成される画像のスタイルを具体的に指定することで、より意図した結果に近づけることができます。”watercolor illustration style” や “photorealistic rendering” など、望む表現方法を明確に指定します。

  • 構図の指定

画像の構図に関する指示を含めることで、より洗練された結果を得ることができます。”close-up shot” や “wide landscape view” などの表現を使用します。

著作権や利用規約に関する注意点

Whiskで生成した画像を使用する際は、著作権や利用規約に関する理解が重要です。以下の点に特に注意が必要です:

  • 商用利用に関する制限

生成された画像の商用利用については、Googleの利用規約を必ず確認してください。特に、広告やマーケティング目的での使用には制限がある場合があります。

  • 他者の権利への配慮

自分の写真をアップロードして画像を生成する場合、その写真に写っている人物や建造物の権利にも配慮が必要です。特に、他人の写真を無断でアップロードすることは避けるべきです。

  • 生成された画像の責任

生成された画像に含まれる要素について、適切性や倫理的な配慮が必要です。特にビジネスでの使用を検討する場合は、生成された画像の内容を慎重に確認することをお勧めします。

これらの注意点を踏まえた上で、次のセクションでは具体的な活用シーンと今後の展望について見ていきましょう。特に、ビジネスでの効果的な活用方法について、詳しく解説していきます。

まとめと活用のヒント

↑Whiskで生成した画像の一例:かわいらしいものが多くなってしまいましたが、指示次第で様々なスタイルの画像を生成可能です。

Whiskは、AIによる画像生成の新しい可能性を示すツールとして、個人からビジネスまで幅広い活用が期待されています。ここでは、具体的な活用シーンと、今後の展望についてまとめていきましょう。

ビジネスでの活用シーン

Whiskの特徴を活かした、具体的なビジネス活用の例をご紹介します。

ソーシャルメディアのコンテンツ制作では、Whiskの柔軟な画像生成機能が大きな強みとなります。例えば、商品写真を異なるスタイルで変換することで、同じ商品でも様々な雰囲気の投稿が可能になります。これにより、SNSでのエンゲージメント率を高めることができます。

商品プロモーションにおいても、Whiskは新しい可能性を提供します。実際の商品写真をモデルとして使用し、様々な背景やスタイルと組み合わせることで、商品の新しい魅力を引き出すビジュアルを作成できます。特に、ECサイトでの商品紹介や、オンラインカタログの制作において効果的です。

ブログやウェブサイトのビジュアル制作では、記事の内容に合わせた独自の画像を手軽に生成できます。これまでストックフォトに頼っていた部分を、オリジナリティのある画像で置き換えることで、サイトの差別化を図ることができます。

今後の展望

Whiskの登場は、AI画像生成ツールの民主化という大きな流れの一部です。今後予想される発展について、いくつかの重要なポイントを挙げてみましょう。

まず、日本語対応の強化が期待されます。現在は英語でのプロンプト入力が推奨されていますが、将来的には日本語での直接入力も精度が向上すると考えられます。これにより、より多くの日本人ユーザーが気軽に利用できるようになるでしょう。

また、ビジネス向け機能の拡充も見込まれます。企業のブランドガイドラインに沿った画像生成や、商用利用に特化した機能など、ビジネスユーザーのニーズに応える機能の追加が予想されます。

特に注目すべきは、他のGoogleサービスとの連携の可能性です。例えば、Google Workspaceとの統合により、ドキュメントやプレゼンテーション作成時に直接Whiskの機能を利用できるようになるかもしれません。

最後に

Whiskは、AI画像生成の新しいスタンダードとなる可能性を秘めています。その特徴は、専門的な知識がなくても直感的に操作できる点にあります。あなたもぜひ、このツールを使って創造性を解放してみてはいかがでしょうか。

初めての方は、まずテンプレートを使った基本的な画像生成から始めてみることをお勧めします。そして徐々に、カスタマイズオプションやプロンプトの活用にチャレンジしていくことで、より自分らしい表現が可能になっていくはずです。

まあ現時点では仕事で使えるツールかというよりも「遊べるAIツール」という意味合いが大きいと思いますが、「指定された要素を組み合わせていくと画像が作れる」というアイデアは実用的だと思うので、これが今後進化してGoogleの画像生成AIツールに活かされるといいですね。
Whisk公式サイトはこちら

https://labs.google/fx/tools/whisk

Whiskで作ってみた画像はこちら

私が適当に作ってみた画像のサンプルをアップしておきますので参考にしてください。

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