Xの全ユーザーに無料開放されたGrok AIの性能を検証してみた

追記(2026年9月):この記事は2024年12月に書いたものです。GrokがXの全ユーザーに無料で開放されたことは、2026年9月時点でも変わっていません。Xの中のGrokは今も残っています。ただし無料で使える範囲は当時のままではありません。2026年6月に利用上限の数え方が変わり、有料プランは機能ごとの1日単位をやめて、チャット・画像生成・音声などで共有する1週間ごとの使用量になりました。無料のほうがどういう数え方なのかは公式に示されていないので、本文の「2時間で10回」「1日3回」は当時の数字としてお読みください。

もうひとつ。Grokは今、Xの中だけのものではありません。grok.com とスマートフォンアプリという別の入り口ができ、料金も別建てです。本文の「月額980円」も今の金額ではありません。以下の本文と画面写真は、2024年12月(一部は2025年1月)に私が試したときのものです。

「AIチャットボットは有料じゃないと使えない」そう思っていませんか?実は、Xの全ユーザーに無料開放された対話型AI「Grok(グロック)」が、あなたのビジネスや日常生活を大きく変える可能性を秘めています。特に注目すべきは、Xプラットフォームと完全統合された唯一のAIとして、リアルタイムな情報分析や自然な対話が可能な点です。ChatGPTやGoogle Geminiといった他のAIチャットボットと比較しても遜色のない性能を持ち、画像生成やマルチタスク機能など、実用的な機能も備えています。この記事では、Grokの具体的な活用方法から、ビジネスでの応用まで、あなたがすぐに実践できる情報を詳しくご紹介します。
先にお伝えしておきます。冒頭の追記のとおり、これは2024年12月に試したときの記録で、無料で使える範囲も料金も当時から変わっています。試す前にGrokの画面で今の条件をご確認ください。

Grok AIが無料化:Xユーザーへの朗報

(↑Xの投稿より引用:Grokを無料で全てのXユーザーが使えるようになりました。)

2024年12月15日、Xは画期的な発表を行いました(xAIの公式発表は現地時間の2024年12月12日付です)。プラットフォーム内で利用できる対話型AI「Grok」を、すべてのXユーザーに開放したのです。これにより、Xのアカウントを持っているだけで、最新のAI技術を無料で体験できるようになりました。

当時、無料版Grokで利用できた主な機能:

  • リアルタイムな情報へのアクセス
  • 自然な対話形式での質問応答
  • X上の投稿内容の分析と要約
  • 基本的な画像生成機能(当時は1日数回程度の制限あり)

特筆すべきは、Grokが単なるチャットボットではないという点です。X上の最新情報にリアルタイムでアクセスできる特徴を持ち、ウィットに富んだ対話が可能です。また、Elon Musk率いるxAI(公式の資料では現在「SpaceXAI」と表記されています)が開発を手がけているため、継続的な機能改善も期待できます。

Premium版との主な違い(当時):

  • 応答速度が若干遅い
  • 同時に処理できる要求の数に制限
  • 一部の高度な機能は利用不可

この動きは、AIテクノロジーの民主化という観点からも重要です。誰もが高度なAI機能を使える環境が整うことで、新しいアイデアや活用方法が生まれる可能性が広がります。

↑無料プランだと2時間ごとに最大10回のチャット、画像生成は1日3回までという制限があるようです。(記事執筆時点の情報です。)

追記(2026年9月):この画面写真とキャプションは2024年12月のものです。冒頭の追記のとおり、Grokの利用上限は2026年6月に数え方そのものが変わりました。有料プランの残りは「設定」の「Usage」で%として確認できます。無料のほうの数え方は公式に書かれていないので、ここに出てくる「2時間で10回」「画像生成は1日3回」は当時の数字です。

当時は、基本的な機能なら無料版でも十分に活用できると感じました。ChatGPTやGoogle Geminiなど他の主要なAIチャットボットが無料で使える範囲を絞っていた時期でもあり、Grokの無料開放は大きな意味を持ちました。

↑ちなみにXの有料プランは、ベーシック、プレミアム、Xプレミアムプランの3種類が存在します。月額980円のプレミアムプランに課金するとGrokの機能を制限なしで使えるようになるようです。(2024年12月時点の画面と金額です。)

追記(2026年9月):Xの有料プランは今も3段階ですが、金額は当時の980円から変わりました。iPhoneアプリからの申し込みで、ベーシックが月450円、プレミアムが月1,270円、プレミアムプラスが月8,000円です。さらにGrok自身の有料プラン「SuperGrok」が別に用意され、日本のApp Storeでは月1,500円・5,000円・15,000円・50,000円の4段階になっています。なお、Grok自身の有料プラン側には、機能ごとではなく1週間ごとの使用量の上限があります。上のキャプションには「制限なしで使える」と書きましたが、公式の説明は当時から「上限が緩和される」というもので、無制限ではありませんでした。Xの有料プランでGrokの上限がどこまで緩和されるかも公式に示されていません。「課金すれば制限なしで使える」とは考えずに、最新の金額と条件は公式ページとGrokの画面でご確認ください。

Xの有料プラン一覧ページはこちら
https://x.com/i/premium_tier_switch

Grok AIの活用方法

Grokの特徴を最大限に活かした具体的な活用シーンをご紹介します。

日常的な情報収集

Grokの最大の強みは、X上の最新情報をリアルタイムで分析できる点です。以下のような場面で特に威力を発揮します:

  • 今日のトレンドニュースの要約
  • 特定のトピックに関する世界中の反応
  • 最新のイベントやトレンド情報の把握
↑新しく発売されたゲームの感想を知りたければGrokに質問することでX上のポストの情報も総括してくれます。Xのポストはわりと忖度のない本音の情報が多いのでリアルな情報を得やすいです。
↑購入を検討している機材などについてもX上の投稿を元にしたリアルな検索結果を得られるので世の中の人々の本音をリサーチしたい際には適していると感じます。

特に、小規模から中規模の企業やスタートアップにとって、Grokは直感的なインターフェースと効率的なタスク自動化により、導入しやすいツールとなっています。

↑仕事で使うような専門的な情報に関しても、X上のポストも参考にしながら情報をまとめてくれるので専門的な情報のリサーチにもなかなか役に立つと感じます。

他のAIチャットボットとの比較

(↑Grok2になったことでチャットボットの性能はChatGPTやClaudeやGeminiなどに対抗できるレベルになったと思いますが、カスタムGPTsなどのカスタムチャットを作る機能がないので使い勝手という意味では他のサービスに劣るかもしれません。)

追記(2026年9月):この節の画面写真とコメントは2024年12月のもので、当時のGrokは「Grok2」という世代でした。2026年9月時点の最新は、2026年8月12日に公開された「Grok 4.6」です。画面ではモデル名ではなく、Auto・Fast・Expert・Heavy というモードから選ぶ形に変わっています。

Grokは他のAIチャットボットと比較して、独自の強みと特徴を持っています。

Grokの強み

リアルタイムな情報アクセス

  • X(旧Twitter)プラットフォームとの完全な統合
  • 最新のトレンドや情報へのリアルタイムアクセス

自然な対話能力

  • カジュアルでユーモアのある対話スタイル
  • 文脈を理解した柔軟な応答

他のチャットボットと比べて弱いと感じるところ

文章生成の質や一度に読み込めるプロンプトの文字数などは以前に比べてGrok2になって大幅にレベルアップしたと感じます。

ただ、あらかじめカスタムの指示を入力しておいたカスタムチャット作成がこの記事の執筆時点では存在しないことで使い勝手が悪いと感じます。

ChatGPTにおけるGPTs、ClaudeにおけるProject、GeminiにおけるGemのようにあらかじめ「このチャットではこのように返事をしてくれ」というチャットごとの指示を入力しておけるカスタムチャット機能がGrokにも実装されるとより様々なタスクで使いやすくなると感じます。

追記(2026年9月):ここで「無い」と書いたカスタムチャット機能は、その後Grokにも追加されました。grok.com に「プロジェクト」という専用のページがあり、あらかじめ指示を書いておいて、その約束事で会話を続けられます。できあいのプロジェクトを共有する仕組みもあります。なお、Grok全体に効く「カスタム指示」は最大12,000字まで書けます。(比べた相手も変わり、ChatGPTのGPTsは個人向けアカウントでは新しく作れなくなり、PerplexityのSpaceは「プロジェクト」に名前が変わりました。)

↑ChatGPは「GPT」というカスタムチャットを作成できるのが強みです。ClaudeにはProject、GeminiはGem、PerplexityはSpaceなど主要なAIチャットボットツールにはカスタムチャット作成機能が存在しますが、Grokにはこの記事の執筆時点では存在しません。(上記の画像はChatGPTのカスタムGPT一覧画面です。)
↑Grok2になって、広告の文章など仕事で使えるレベルの文章を執筆してくれるようになったと感じます。(以前のモデルのGrokではかなり微妙でしたので。。)

活用に適した場面

Grokは以下のような用途で特に効果を発揮します:

  • 情報収集と分析: X上の最新情報やトレンドの把握
  • ビジネス活用: 広告文章やSNS投稿、ブログ記事などの執筆作業
  • 個人利用: カレンダー管理、コンテンツ作成、データ分析
↑画像生成も、当時は無料プランだと1日3回までという制限はあったものの使えました。SNS投稿用のちょっとした画像や仕事のプレゼンなどで使うイメージ画像を作るのに便利だと感じました。(2026年9月時点で、無料の範囲で画像を作れるかどうかは公式に示されていません。Grokの画面でご確認ください。)

今後の展望

↑Xのメニューを隠して、Grokだけしか表示しない画面表示にもできるので、今後単体のAIチャットボットツールとしても売り出していく可能性もありますね。(Grokのスマホアプリも公開されるかもしれない、という噂も聞きました。)

Grokは今後、以下のような進化が期待されています:

  • 拡張現実やIoTとの連携強化
  • 多言語対応の拡充
  • スタンドアロンアプリの提供開始(2025年1月に日本でもGrokのiOSアプリが公開されました!)
  • ChatGPTのGPTsのようなカスタムチャット機能(2026年9月時点では「プロジェクト」として実現しています)

更新:Grokのスマートフォンアプリが日本でも公開されました!

2025年1月22日にGrokのiOSアプリが日本でも公開開始しました。(Android版は「近日提供予定」と表示されているのでまもなく公開開始されると思われます。)
追記(2026年9月):Android版もすでに公開されています。iPhone向けのApp Storeでの名前は「Grok 生成AI」(本体は無料でアプリ内課金あり)です。なお、Google Playの提供元は「SpaceXAI」、App Storeの販売元は今も「X Corp.」と、表記がそろっていません。

↑iOSのAppStoreでGrokと検索すると表示されます。
↑当然、日本語で使うことができます。サインインを押すとXのアカウントでログインすることが可能です。
↑Xの有料プランに課金している人はXのアカウントと連携すべきでしょうね。
↑表示されていた画像作成のプロンプト文をクリックしたらXのアプリ上のGrokと同じように4枚の画像を生成してくれました。

Xと分離されたGrok単体のスマートフォンアプリの登場で「Xのタイムラインは見ずにGrokのAI機能だけ使う」ということも可能になりましたね。XはChatGPTに対抗するためにGrokの性能を強化しているので今後の進化に期待したいところです。(Grok3の公開も楽しみに待ちましょう!)

Grokの入り口は2つになりました(2026年9月時点)

ここで「楽しみに待ちましょう」と書いたGrok3は2025年2月に公開され、2026年9月時点の最新はGrok 4.6です。そして、この記事が前提にしている「Xの中のGrok」と、grok.com とスマートフォンアプリのGrokは、どちらも公式ですが、アカウントも料金も別建てです。Grokを作っている会社自身も「Xというサービスそのものの運用は自分たちの管轄ではない」と書いています。

Xの有料プランに入っている方は、grok.com の「設定」からXアカウントを連携しておくと、Xの購読状況に応じた特典が反映されます。

まとめ:無料で使えるGrok AIの可能性

↑Grokの画像生成機能で作成してもらった「イーロン・マスク氏がロボットを肩を組んでいるところ」の画像です。日本語のプロンプトでも高品質な画像を生成してくれるのが、当時のGrokの画像生成機能の優れているところだと感じました。(他の画像生成AIだとプロンプトは英語にしないと生成のクオリティが大幅に下がることも多いので。。)

追記(2026年9月):この画像は2024年12月に作ったものです。Grokの画像生成はその後「Grok Imagine」という名前にまとまりました。私は新しいモデルをまだ試していないので、今の出来ばえについては何とも言えません。ひとつだけお伝えしておくと、2026年9月時点では、Grokで作った画像と動画に「grok」というすかしが入ります。外す設定はなく、消したり隠したりすることは規約で禁止されています。

Grokは、Xプラットフォームの強みを活かした独自のAIツールとして、大きな可能性を秘めています。特に注目すべき点は以下の通りです:

  • 無料でも高度なAI機能を試せること(無料で使える範囲は2026年9月時点で変わっています)
  • リアルタイムな情報分析と自然な対話能力
  • ビジネスから個人利用まで幅広い活用シーン

今後も継続的な機能改善と性能向上が期待される中、Grokは私たちの日常やビジネスに新しい価値をもたらす可能性を秘めています。

次のステップ

Grokを活用するための第一歩として、以下のアクションをおすすめします:

  1. Xアカウントでログインし、Grokの機能を試してみる(Grok単体で使いたい場合は grok.com か、スマートフォン版のGrokアプリをダウンロードして使ってみる)
  2. 簡単な質問から始めて、徐々に複雑なタスクに挑戦
  3. ビジネスや日常生活での具体的な活用シーンを見つける

AIの力を最大限に活かし、より効率的で創造的な作業を実現するために、ぜひGrokを活用してみてください。

個人的には、X上に溢れている情報は炎上や分断を煽るものも多く、のめり込むにはお勧めはしませんが、良くも悪くも世の中の人々の本音が聞けるプラットフォームだと思っていますので、心の強い方はXとGrokを活用してみてください。(メンタルが弱い方にはあまりお勧めしません笑)

最後に、試す前の確認事項です。Grokは2026年9月時点でも無料で試せますが、無料で使える範囲は、この記事を書いた当時とは変わっています。無料のほうの上限の数え方も、無料の範囲で画像を作れるのかどうかも、公式にはっきり示されていません。本文の「2時間で10回」「1日3回」も、月額980円という金額も当時のものです。試す前に、Grokの画面と公式ページで今の条件と金額をご確認ください。

Grokはこちら(Xの中のGrok)

https://x.com/i/grok

Grok単体のサイトはこちら
https://grok.com/

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