この記事では非常に便利なスケジュール予約ツールCalendly(カレンドリー)の機能や導入するメリット、弊社での導入事例、無料プランと有料プランの違いなどについて解説します。
Calendly(カレンドリー)ってどんなソフトウェア?
Calendly(カレンドリー)とは、2013年にアメリカで創業したスケジューリングソフトウェアです。
その名の通り、自分の「カレンダー(=スケジュール)」を一般公開することで、お客様と効率よく面談やセッションなどのスケジュールを調整できるソフトウェアです。
Calendly(カレンドリー)公式サイトはこちら
https://calendly.com/
Calendly(カレンドリー)ってどんな機能があるの?
カレンドリーは、主にオンライン上での商談や、コーチ・コンサルタントがお客様とのセッションの予約を効率的に行うために使われます。
このソフトウェアを導入する前は、お客様と商談を行う際に、めんどくさいステップをやり取りする必要がありました。
昔、弊社では以下のようなプロセスでお客様との商談のアポイントを設定していました。
1、お客様にお申し込みフォームをご案内し、興味がある人はフォームに名前や詳細をご記入いただく
2、フォームにご記入いただいたお客様に「以下の日程はいかがですか?」といくつか候補日をお伝えする
3、お客様から返事が来る
4、都合が合えば、アポが確定し、SkypeやZOOMなどのオンライン会議ソフトの案内をする
(もしリスケの際にはどちらかがメールを送って再調整する)
というように、かなり手間のかかるステップを踏んでスケジュールを調整するしかありませんでした。
それが、以下のように自分のスケジュール帳を以下のようにネットで公開することで、空いている日時にお客様に申し込んでもらうことが可能になります。
さらに、ZOOMのアカウントやGoogleカレンドリーと連携しておけば、
・お客様がカレンドリー上で予約を入れた時点で、自動的にセッションのZOOMリンクが発行される
・自分のGoogleカレンダーにも自動的に予定が入る(アップルの純正カレンダーもGoogleアカウントと連携しておけば、自動的に予定が記入され、ダブルブッキングなどを防げます。)
・お客様にメールやSMSでリマインドを自動的に送り、ドタキャンや不参加の率を下げられる(弊社では1日前、2時間前、などにメールやSMSでリマインドを送っています。)
などなど、予約からリンク発行からリマインド送信や、リスケの際のキャンセル機能まで、便利な機能が揃っているソフトウェアで、特に海外では一番よく使われてるスケジュール調整ソフトウェアだと言っても過言ではないと思います。(と言えるほどいろんな会社が使っているのを見ます。)
弊社ではクライアント様との面談用に使うことが多いですし、新規のお客様を広告で集めて商談を行うため面談調整ツールとして使われている方も多いです。
自社のメイン商品やバックエンド商品などをクロージングするために、このようなスケジュール調整ソフトを使われている方も多いでしょう。
Calendlyの使用料金は?無料プランはあるの?
Calendlyは無料のプランも用意されており、リマインドメールが送れないなどのいくつかの制限はありますが、無料プランでもそれなりに使うことは可能です。
もちろん、運営側としては有料プランに誘導したいわけですので、有料プランにすると、リマインドのメールやSMSの内容をカスタマイズして送信したり、他社のツールとの連携も可能になります。
弊社の場合は、「他のツールとの連携」のために有料プラン(プロフェッショナルプラン=年間払いで月額12ドル)を契約しています。
煩わしいスケジュール調整などの機会損失を減らすことができるので、決して高い投資ではないと思います。
基本がスケジュール画面も英語表記となってしまうのですが、以下の画像のように補足ページも作ることができ、日本語で「申し込みの際の注意事項」などの説明を書き込むこともできます。
もちろん、メールのリマインダーやお客様へのフォローアップも日本語で入れることができます。
しかも、このページ自体を既存のページに埋め込むことができるので、ClickfunnelsやKajabi、ワードプレスなどで作ったページにCalendlyで作成したスケジュール画面を埋め込んで、お客様に無料面談などをご案内するのも効果的です。
こちらが主なプランですが、無料プランもあります。
最初は無料で試してみることもお勧めですが、無料プランだと「Send your invitee email reminders and follow-ups(参加者にメールやSMSでリマインドを送る)」という機能が使えない、という機能制限があるようです。
当日の1日前や数時間前などにリマインダを設定することができません。
有料プランではリマインドを送ることができるので、その点はやはり不便さを感じてしまいます。
すっぽかしなどのミスを減らしたり、効率的に面談をする為にもやはりリマインド機能は必要だと思うので、月8ドル(年間払い)の「Essentials」プラン以上、もしくは月12ドル(年間払い)の「Professional」プランをお勧めします。
私は「Professional」プランを使っていますが、その理由はリマインダはもちろん他の外部ツールと連携できるからです。
無料プランではその点、制限があるので、出来れば8ドル(年間払い)の「Essentials」プランも検討して下さい。
他の外部ツールと連携するのであれば、「Professional」プランであれば月1000円あまりのコストとなりますが、このツールを導入することでスケジュール管理などの手間が大幅に減り、機会損失も減らせるのでさほど高くない投資だと思います。
日本にも同じようなソフトウェアはあるよね?あえてCalendly(カレンドリー)を使う理由は?
ここまでを読んで、「なるほど。でも日本製の日本語でも使えるソフトウェアでスケジュール調整ツールってあるよね?ZOOMとも簡単に連携できたりするし、わざわざ英語のソフトウェアを使う意味なんてあるの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、日本でもCalendlyのようなスケジュール調整ソフトは存在しますので、別にそれらのソフトウェアと値段や機能や使い勝手を比較してみてもよいでしょう。
ただ、弊社がなかなかCalendlyを手放せない理由が1つあります。
それは、さきほどもお伝えしましたが、「他の海外ソフトウェアとの連携が簡単にできる」という点です。
こればかりは日本製のソフトウェアでは、なかなか実現できない点です。
Calendly(カレンドリー)とメール配信ソフトウェアを連携させると・・・
例えば、弊社のサービスをご購入いただいた方に、私や弊社のスタッフがフォローアップのためのZOOM面談をご案内したいとしましょう。
人によってはすぐにお申し込みいただけますが、恥ずかしがってしまうのか、なかなか面談にお申し込みいただけない方も一定数いらっしゃいます。
そうなるのを見越して、特定のサービスをお申し込みいただいた方に対して、面談の申し込み率を高めるために、1ヶ月以上にわたって、数日に一度、「まだ面談に申し込んでないですよね?ぜひ申し込んでくださいね。間もなく締切ですよ」というような内容のメールを送るステップメールを用意しました。
しかし、すでに面談に申し込まれている方にも「面談に申し込んでください!」というメールが流れてしまったらどうですか?
「え?私、面談の予約をしたけど、予約できているのか不安になってきた・・」
「もうすでに面談したけど、もう1回面談できるのかな?」
などと誤解される方が出てくる可能性があり、余計なカスタマーサポートの手間が増えてしまいます。
そうなってくると、対策としては、
・ステップメールは使わずに、申し込みがまだの人に、1人1人、手動で数日おきにメールを送る
・ステップメールは使うが、面談に申し込まれた人には、次のメールが飛ばないように、手動でステップメールから外す
などの手動作業が必要になります。(実際、私も前者のやり方で、1人1人にメールをコツコツ送っていた時期もあります。。)
でも、そんな手動の作業は自分はしたくないですし、手動だと必ずミスも起こる可能性が高いので、Calendlyとメール配信ソフトウェアのActiveCampaignを連携して、自動化をしています。
具体的には、
・面談をご案内するステップメールを対象者に送る
・Calendlyで特定のセッションに予約した人のメールアドレスには、ActiveCampaign上で「面談予約完了」という「タグ」を付与する
・「面談予約完了」の「タグ」を付与されたら、ステップメールは一気に一番最後までスキップされ、ステップメールが終了する(ActiveCampaginのGoal(ゴール)機能を使ってメールをスキップしています)
という形で、異なるソフトウェア間で情報を受け渡し、片方のツール側で発生したお客様の行動(面談の申し込み)をトリガーにして、もう片方のツール側で特定の動作を自動的に発生させる(ステップメールの停止)ことができるのが、海外製のオンラインツールを使うメリットの1つです。
ここまで徹底的に自動化を行う会社も少ないかもしれませんが、このような自動化に興味がある方は Calendlyも使ってみるといいですよ!
ちなみにCalendlyはアフィリエイトプログラムはないので、本サイトのリンク経由で申し込んでも弊社にコミッションは入らないので、安心してリンクをクリックしてください(笑)
Calendly(カレンドリー)公式サイトはこちら
https://calendly.com/
この記事の解説動画はこちら
それでは、実際の使い方は次回の記事で解説いたします!