
追記(2026年9月):この記事は、私が2024年12月にHunyuan Videoの公式Webサービスを試したときの記録です。その後、大きく2つのことが変わりました。ひとつは使える場所です。この記事で使っていたサイト(hunyuanvideoai.com)は、2026年9月時点でつながらなくなっています。Tencentの公式サイトも「Hy AI Studio」に統合され、海外向けのページには動画を作る画面がありません。もうひとつはモデルの世代で、動画モデルの最新版は2025年11月に公開されたHunyuanVideo-1.5です。
掲載している画面写真と生成した動画は、私が試した2024年12月のものです。当時の記録としてそのまま残してあります。今からHunyuan Videoの映像を作りたい場合は、fal.aiのような他社のサービスを経由するか、公開されているモデルを自分のパソコンで動かす形になります。その方法と費用は、記事の後半「今からHunyuan Videoを使うには」にまとめました。なお、当時「オープンソース」と書いたライセンスについても、実際にはTencent独自の条件つきだと分かりましたので、あわせて訂正しています。
中国のTencentが作った動画生成AI、Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)を実際に使い込んでレビューした記事です。テキストで指示するだけで動画ができるので、YouTube広告、SNS投稿、商品紹介など、仕事で使う短い動画のハードルがぐっと下がります。実際に生成した動画を並べながら、メリット(手軽さ、プロンプトビルダー、アニメ調の強さなど)とデメリット(音声生成の精度、日本語プロンプトの限界など)を正直にお伝えします。ここでの検証は2024年12月のものです。その後どこで使えるようになったのか、費用とライセンスはどうなっているのかは、2026年9月時点の情報に差し替えて記事の後半にまとめました。動画をお仕事で活用したいあなたは、ぜひ最後までお読みください。
いま、動画生成AIがビジネスを変える – 注目のHunyuan Video(ハンユアンビデオ)とは?

近年、AI技術の進化は目覚ましく、様々な分野で革新をもたらしています。特に、動画生成AIの分野は、これまで高度な専門知識や高価な機材が必要だった動画制作のハードルを大きく下げ、ビジネスにおける動画活用に新たな可能性を拓いています。その中でも、中国の大手IT企業Tencentが開発したHunyuan Video(ハンユアンビデオ)は、注目を集めている動画生成AIツールの一つです。
Hunyuan Videoは、テキストプロンプトから高品質な動画を生成できるAIツールです。これまで動画編集ソフトを使いこなせなかったり、動画制作に高額な費用をかけていたあなたにとって、Hunyuan Videoは強力な武器となるかもしれません。例えば、商品のプロモーション動画、SNS投稿用の短い動画、YouTube広告など、様々な用途で手軽に動画を作成できるようになります。
この記事では、Hunyuan Videoの特徴、機能、実際に使ってみたレビュー、ビジネスにおける活用事例、料金プランなどを徹底的に解説します。この記事を読むことで、あなたはHunyuan Videoがどのようなツールなのか、どのようにビジネスに活用できるのかを理解し、動画制作の可能性を広げることができるでしょう。
Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)がもたらす革新 – その特徴と機能

Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)は、他の動画生成AIツールと比較していくつかの際立った特徴を持っています。ここでは、その主要な機能と特徴を詳しく見ていきましょう。
最大720pの高画質動画生成

2024年12月に私が試したHunyuan Video(ハンユアンビデオ)は、最大で720pの解像度の動画を生成することができました。これは、高画質とまでは言えないかもしれませんが、SNS投稿やウェブサイトへの掲載など、多くの用途で十分な品質と言えるでしょう。特に、短い動画広告や商品紹介動画など、情報伝達を目的とした動画であれば、十分活用可能です。
なお、その後もモデルは進化していて、動画モデルの最新版は2025年11月に公開されたHunyuanVideo-1.5です。ここから先に出てくる画質や機能の話は、あくまで2024年12月に私が触ったときのものだと思ってお読みください。

オープンソースで開発
Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)は、モデルの中身(重み)が無料で公開されています。これは、開発者や技術者にとって、Hunyuan Videoの内部構造を理解し、カスタマイズしたり、独自のアプリケーションに組み込んだりする可能性を意味します。ただし、あなたが一般的なビジネスユーザーであれば、この点は直接的なメリットにはならないかもしれません。
※2026年9月時点の訂正:ここで当初「オープンソース」と書きましたが、正確ではありませんでした。ライセンスはApacheのような一般的なオープンソースライセンスではなく、Tencent独自の「Tencent Hunyuan Community License」です。日本は利用が認められている地域に入っていますが、EU・イギリス・韓国では使えません。また、月間の利用者が1億人を超えるような大きな会社は、別途Tencentの許可が必要になります。「オープンソースだから何でも自由」ではないので、使う前にライセンス本文をご確認ください。
商用利用も可能

Hunyuan Videoで生成した動画は、商用利用も可能です。これは、あなたがビジネスで作成した動画広告やプロモーション動画などにHunyuan Videoを活用できることを意味します。ただし、利用規約(Terms of Service)に従う必要があり、大規模な商業利用の場合は別途問い合わせが必要になる場合もありますので、注意が必要です。
※2026年9月時点の補足:モデルのライセンス上、商用利用が無償で認められている点は2026年9月時点でも同じです。ただし、ひとつ前の節に書いたとおり使える地域に制限があります。また、fal.aiのような他社のサービス経由で使う場合は、そのサービス側の規約も重なります。仕事で使う動画を作る前に、使う窓口の規約をご自身で確かめてください。
プロンプトビルダーで簡単プロンプト作成

Hunyuan Videoの大きな特徴の一つが、プロンプトビルダーです。これは、あなたが作りたい動画の内容を簡単に指定できる機能です。例えば、「日本人女性がキッチンで料理をしている様子」といった日本語のプロンプトを入力し、動画のスタイル(アニメ風、シネマティックなど)、ショットタイプ(ワイドショット、クローズアップなど)を選択するだけで、詳細なプロンプトを自動生成してくれます。これにより、プロンプト作成に不慣れなあなたでも、簡単に高品質な動画を生成することが可能です。
多彩な動画スタイルとショットタイプ

Hunyuan Videoでは、アニメ風、シネマティック、魚眼レンズ、ドリームライク、レトロなど、様々な動画スタイルを選択できます。また、ワイドショット、ミディアムショット、クローズアップ、エアリアルショット、ローアングル、ハイアングルなど、様々なショットタイプも選択可能です。これらの機能を組み合わせることで、あなたのイメージに合った動画をより簡単に生成することができます。



次のセクションでは、実際にHunyuan Videoを使ってみたレビューをお届けします。様々なプロンプトで生成した動画の事例を紹介し、Hunyuan Videoのメリットとデメリットを詳しく解説します。
Hunyuan Videoの実力検証 – 実際に使ってみたレビュー

前述の通り、Hunyuan Videoはテキストプロンプトから動画を生成するAIツールです。しかし、実際に使ってみなければ、その実力はわかりません。そこで、私が実際にHunyuan Videoを使って様々な動画を生成してみました。ここでは、その結果を正直な感想と共にお伝えします。
多彩なプロンプトで動画生成に挑戦
今回、私は様々なプロンプトを試してみました。例えば、「日本人女性がパソコンの前で悩んでいる様子」といった仕事上のよくあるシーンから、「ゴリラと柴犬が遊んでいる様子」、「日本のアニメの教室での休憩時間」といったユニークなシーンまで、幅広いプロンプトで動画生成を試みました。また、動画スタイルやショットタイプも変更しながら、どのような動画が生成されるのかを検証しました。
生成された動画の事例紹介
ここでは、実際に生成された動画の一部を紹介します。
- 日本人女性がパソコンの前で悩んでいる様子(アニメ風): プロンプトビルダーでアニメスタイルを選択して生成した動画は、まさに日本のアニメでよく見るようなシーンとなりました。色使いやキャラクターの描写など、日本のアニメの特徴をよく捉えていると感じました。
- ゴリラと柴犬が遊んでいる様子(リアル風): こちらは、比較的リアルな描写で動画が生成されました。動物の動きや表情も自然で、クオリティは高いと感じました。特に、動物の動画生成においては、Hunyuan Videoは強みを発揮するかもしれません。
- 日本のアニメの教室での休憩時間(ワイドショット): 教室全体の様子が描かれたワイドショットで生成された動画は、背景の描写など細かい部分で気になる点はあるものの、全体的には自然な仕上がりでした。アニメのワンシーンとして十分通用するレベルと言えるでしょう。
- 日本人男女がレストランで食事をしている様子: 服装などが若干中華風に見える部分もありましたが、アニメ調の表現としては違和感なく見ることができました。
これらの他にも、魚眼レンズを使った動画や、レトロな雰囲気の動画など、様々な動画を生成してみました。結果として、Hunyuan Videoはプロンプトとスタイルの組み合わせによって、多様な表現が可能であることがわかりました。
その他、作成した動画の一覧を貼っておきます。
Hunyuan Videoのメリット
実際に使ってみて感じたHunyuan Videoのメリットは以下の通りです。
- 手軽に高品質な動画を生成できる: これまで動画編集の経験がないあなたでも、テキストプロンプトを入力するだけで、ある程度のクオリティの動画を生成できます。これは、動画制作のハードルを大きく下げるでしょう。
- プロンプトビルダーが便利: プロンプトビルダーを使えば、詳細なプロンプトを簡単に作成できます。これにより、プロンプト作成に不慣れなあなたでも、イメージ通りの動画を生成しやすくなります。
- アニメーション生成に強い: 特にアニメ風の動画生成においては、Hunyuan Videoは他のツールと比較しても高いクオリティを発揮すると感じました。アニメーション動画を作成したいあなたにとって、Hunyuan Videoは有力な選択肢となるでしょう。
- 多様なスタイルとショットタイプ: 多様なスタイルとショットタイプを選択できるため、あなたの表現したい内容に合わせて動画を生成できます。
Hunyuan Videoのデメリット
一方で、Hunyuan Videoには以下のようなデメリットも存在します。
- 音声生成の精度: 動画に音声を追加する機能がありますが、精度は高くありません。謎の言語やノイズが入ることも多く、実用的なレベルとは言えないでしょう。音声については、他の音声生成AIツールと組み合わせることを検討した方が良いかもしれません。
- 日本語プロンプトの限界: 日本語プロンプトでも動画生成は可能ですが、英語や中国語のプロンプトと比較すると、精度が落ちる場合があります。より正確な動画を生成したい場合は、英語でプロンプトを入力することを推奨します。
- クレジット制: Hunyuan Videoはクレジット制を採用しており、動画生成にはクレジットを消費します。高画質な動画を生成するには多くのクレジットが必要となるため、コスト面を考慮する必要があります。
- 細かい部分の制御が難しい: プロンプトで大まかな内容は指定できますが、細かい部分(例:キャラクターの表情、背景の詳細など)を完全に制御することは難しいです。AIによる自動生成に任せる部分が多くなります。
次のセクションでは、Hunyuan Videoがビジネスでどのように活用できるのか、具体的な事例を紹介します。
ビジネスに無限の可能性を – Hunyuan Videoの活用事例
Hunyuan Videoは、その手軽さと表現の幅広さから、様々なビジネスシーンで活用できる可能性を秘めています。ここでは、具体的な活用事例をいくつかご紹介します。
YouTube広告で視聴者の心を掴む
YouTube広告は、多くの潜在顧客にリーチするための有効な手段です。しかし、高品質な動画広告を制作するには、時間と費用がかかります。Hunyuan Videoを使えば、テキストプロンプトから短時間で魅力的な動画広告を制作できます。
例えば、あなたがオンライン英会話スクールを運営しているとします。Hunyuan Videoを使って、「外国人の先生が楽しそうに英語を教えている様子」や「生徒が英語を話せるようになって喜んでいる様子」といった動画を生成し、広告に活用することができます。アニメーションスタイルで作成すれば、親しみやすく、記憶に残る広告を作成できるでしょう。
SNS投稿でエンゲージメントを高める
SNSは、顧客とのコミュニケーションを深めるための重要なツールです。Hunyuan Videoを使えば、SNS投稿用の短い動画を簡単に作成できます。
例えば、あなたがカフェを経営しているとします。Hunyuan Videoを使って、「美味しそうなコーヒーが湯気を立てている様子」や「店内の心地よい雰囲気」などを表現した動画を生成し、InstagramやFacebookに投稿することで、フォロワーの注目を集め、来店を促すことができるでしょう。
商品紹介動画で魅力を最大限に伝える
商品の魅力を伝えるためには、動画は非常に効果的な手段です。Hunyuan Videoを使えば、商品の特徴や使い方を分かりやすく説明する動画を制作できます。
例えば、あなたがオリジナルのアクセサリーを販売しているとします。Hunyuan Videoを使って、「アクセサリーを身につけたモデルが美しく歩いている様子」や「アクセサリーの細部まで丁寧に映したクローズアップ」などを組み合わせた動画を生成し、オンラインストアやSNSで公開することで、商品の魅力を最大限に伝えることができるでしょう。
Hunyuan Videoがもたらす可能性
これらの事例からもわかるように、Hunyuan Videoは様々なビジネスシーンで活用できる可能性を秘めています。特に、動画制作の経験がないあなたでも、手軽に動画を作成できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
次のセクションでは、Hunyuan Videoの料金プランについて詳しく解説します。
あなたに最適なプランは? – Hunyuan Videoの料金プラン

Hunyuan Videoは、動画生成に必要なクレジットを消費する形式を採用しています。つまり、動画を生成するたびにクレジットが消費され、クレジットがなくなると動画を生成できなくなります。ここでは、Hunyuan Videoの料金プランとクレジットの仕組みについて詳しく解説します。
基本料金とクレジットパック
当時のHunyuan Videoの公式Webサービスには、月額制のサブスクリプションプランが用意されていました。2024年12月に私が試した時点では、月額9.99ドルのプランがあり、このプランに加入すると150クレジットが付与されました。
※2026年9月時点の注記:この月9.99ドル・150クレジットというプランは、今の公式サイトには見当たりません。動画生成の公式Webサービス自体が「Hy AI Studio」に統合され、海外向けのページからは無くなっているためです。ここから先の料金の話は、当時の記録としてお読みください。今かかる費用は、記事の後半でご案内します。
この150クレジットでどのくらいの動画を生成できるのか気になることと思います。動画の解像度と長さによって消費クレジット数が異なり、私が試した限りでは、HD動画(横長または縦長)を1本生成するのに12クレジットが必要でした。つまり、月額9.99ドルのプランでは、最大で12本程度のHD動画を生成できる計算になります。
また、小さいサイズの動画(SNS投稿用など)やスクエア画質の動画であれば、1本あたり6クレジットで生成できます。高画質にこだわらなければ、より多くの動画を生成することが可能です。
追加クレジットの購入
もし150クレジットでは足りない場合は、同じ料金(9.99ドル)で追加のクレジットを購入することができました。つまり、必要に応じてクレジットを補充できる仕組みになっていたわけです(こちらも2024年12月時点の話です)。
無料トライアルについて
2024年12月に私が試した時点では、登録時に1クレジットのみが付与される形だったので実際に動画を作ることはできませんでした(動画生成には6-12クレジットが必要)。なので動画を生成したければ、サブスクリプションプランへの加入が必要でした。
※2026年9月時点の注記:当時の公式Webサービスが見当たらなくなったため、無料で試せる公式の窓口は見当たりませんでした。今Hunyuan Videoの映像を試すなら、fal.aiのような他社のサービスで少額を払って作ってみるのが現実的です。金額と手順は、記事の後半「今からHunyuan Videoを使うには」にまとめました。
料金プランを選ぶ際のポイント
Hunyuan Videoの料金プランを選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 月にどのくらいの動画を生成したいか? 生成したい動画の本数が多い場合は、追加クレジットの購入も考慮に入れる必要があります。
- どのくらいの画質が必要か? 高画質にこだわる場合は、クレジット消費が多くなるため、予算に合わせてプランを選ぶ必要があります。
- どのような用途で動画を使用するか? SNS投稿用など、比較的小さいサイズの動画で十分な場合は、クレジットを節約できます。
これらの点を考慮し、あなたのニーズに合った最適なプランを選びましょう。
Hunyuan Videoはあなたのビジネスで使えるのか? – まとめと最終評価

ここまで、Hunyuan Videoの特徴、機能、活用事例、料金プラン、注意点などを詳しく解説してきました。最後に、Hunyuan Videoがあなたのビジネスに役立つのかどうか、改めて評価し、この記事を締めくくりたいと思います。
Hunyuan Videoの強みと弱み
改めて、Hunyuan Videoの強みと弱みを整理してみましょう。
強み:
- 手軽に動画を生成できる: 動画編集の経験がないあなたでも、テキストプロンプトから簡単に動画を生成できます。
- プロンプトビルダーが便利: プロンプト作成に不慣れなあなたでも、イメージ通りの動画を生成しやすいです。
- アニメーション生成に強い: 特にアニメ風の動画生成においては、高いクオリティを発揮します。
- 多様なスタイルとショットタイプ: あなたの表現したい内容に合わせて動画を生成できます。
- 商用利用が可能: ビジネスで作成した動画広告やプロモーション動画などに活用できます。
弱み:
- 音声生成の精度が低い: 実用的なレベルとは言えません。
- 日本語プロンプトの限界: 英語や中国語のプロンプトと比較すると、精度が落ちる場合があります。
- クレジット制: コスト管理を意識する必要があります。
- 細かい部分の制御が難しい: AIによる自動生成に任せる部分が多くなります。
Hunyuan Videoはどんなビジネスにおすすめ?

これらの強みと弱みを考慮すると、Hunyuan Videoは以下のようなビジネスにおすすめと言えるでしょう。
- SNS運用に力を入れているビジネス: 短い動画を大量に作成する必要がある場合に役立ちます。
- YouTube広告などの動画広告を試してみたいビジネス: 手軽に動画広告を作成できるため、テストマーケティングなどに最適です。
- 商品紹介動画を制作したいビジネス: 商品の魅力を伝える簡単な動画を作成できます。
- アニメーションコンテンツを制作したいビジネス: アニメ風の動画生成に強みを発揮します。
- 動画制作の予算が限られているビジネス: 高価な動画制作会社に依頼するよりも、コストを抑えることができます。
逆に、以下のようなビジネスには、Hunyuan Videoはあまり向いていないかもしれません。
- 非常に高画質な動画や、細かい演出にこだわる動画を制作したいビジネス: Hunyuan Videoでは、細かい部分の制御が難しいため、従来の動画編集ソフトの方が適しています。
- プロのナレーションや効果音など、高品質な音声が必要なビジネス: Hunyuan Videoの音声生成機能は精度が低いため、他のツールとの組み合わせが必要です。
最終評価:Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)は試す価値あり

Hunyuan Videoは、完璧なツールではありませんが、手軽に動画を生成できるという点で、多くのビジネスにとって有用なツールと言えるでしょう。特に、動画制作の経験がないあなたや、動画制作の予算が限られているあなたにとって、Hunyuan Videoは強力な味方となる可能性があります。
もしあなたが、動画を活用してビジネスを成長させたいと考えているなら、一度Hunyuan Videoの映像を試してみる価値はあると思います。ただし2026年9月時点では、当時のような公式の無料トライアルはありません。試す方法は次の節にまとめましたので、そちらをご覧ください。
今からHunyuan Videoを使うには
ここまでは2024年12月の記録でした。では、今からHunyuan Videoの映像を作りたいときはどうすればいいのでしょうか。2026年9月時点で分かっていることを整理しておきます。
公式サイトは「Hy AI Studio」に統合された
まず現状の整理です。Tencentは動画モデルを「Hunyuan」の名前で出し続けていますが、以前のHunyuan Video専用の公式ページは「Hy AI Studio」に統合されています。海外向けのサイト(aistudio.tencent.ai)で選べるのはチャット・3D・APIキー・ドキュメントで、動画を作る画面は見当たりません。中国向けのサイトはログインが必要です。この記事で使っていたhunyuanvideoai.comも、今はつながりません。つまり、日本から公式サイトを開いて動画を作るという道は、2026年9月時点ではふさがっています。
動画モデルの最新版はHunyuanVideo-1.5
一方で、モデルそのものは前に進んでいます。動画生成の最新版は、2025年11月に公開されたHunyuanVideo-1.5です。軽量化されていて、家庭用のGPUでも動かせる作りになっています。ただし2026年に入ってからは、新しい動画モデルは公開されていません。Tencentの公開リポジトリを見ると、今の主戦場は言語モデルや3D・ワールドモデルのほうに移っているようです。私はまだ1.5を自分で試していないので、画質や日本語プロンプトの精度についての評価はここでは控えておきます。
日本から試すならfal.aiなどのサービス経由が現実的
日本から手軽に試すなら、fal.aiのような他社のサービスを経由するのが現実的です。fal.aiにはHunyuanVideo-1.5の「テキストから動画」と「画像から動画」が並んでいて、2026年9月時点で1秒あたり0.075ドル。5秒の動画なら0.38ドルほどですから、日本円だと数十円という感覚です。月額を払う必要がないので、まず数本作って好みに合うか確かめる、という試し方ができます。
動画生成をまとめて扱えるKreaのようなツールから使う手も、以前はありました。私が2025年1月にKreaで5つのモデルを比べたときは、その中にHunyuan Videoも入っていました(そのときの記録は下の記事にあります)。ただし2026年9月時点のKreaの動画モデル一覧に、Hunyuanの名前はありません。Krea経由で試すことは、今はできないとお考えください。
もうひとつの道は、公開されているモデルを自分のパソコンで動かす方法です(GitHubとHugging Faceで配布されています)。使用料はかかりませんが、それなりのGPUと手間が必要なので、パソコンに詳しい方向けです。なお、Hugging Faceには第三者が立てたお試しページも見かけますが、公式のものではないのでここでは勧めません。
「オープンソースだから自由」ではない点にご注意を
最後にもう一度だけ。モデルは無料で公開されていますが、ライセンスはTencent独自の「Tencent Hunyuan Community License」で、日本では使えるものの、EU・イギリス・韓国では使えません。月間の利用者が1億人を超える規模の会社は、別途Tencentの許可が必要です。仕事で使う動画を作る前に、使う窓口の規約(fal.aiなどのサービス規約、または自分で動かす場合はライセンス本文)をご確認ください。
この記事が、あなたのビジネスにおける動画活用の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Hunyuan Video(ハンユアンビデオ)公式サイトはこちら(※2026年9月時点で、このアドレスはつながらなくなっています)
https://hunyuanvideoai.com
(2024年12月に私が使っていたアドレスです。2026年9月時点ではページが表示されないため、リンクは外しました。今の入り口は「今からHunyuan Videoを使うには」の節にまとめています。)
2026年9月時点で開いてみて表示されたのは、次の2つです。ひとつはTencentのAIサービスをまとめたHy AI Studioです(ただし海外向けのページに動画を作る画面はありません)。もうひとつは、モデルが公開されているGitHubのHunyuanVideo-1.5のページです。
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