
この記事では、最近話題のAIエージェントツール「Manus(マナス)」について、私が実際に仕事で使ってみた本音を徹底レビューします。ChatGPTなど他のAIツールと何が違うのか、特に私が「これは凄い」と唸った長文スライドの自動生成や、画像付きブログ記事の執筆機能など、具体的な使い方を包み隠さずご紹介。この記事を読めば、あなたがManusを導入すべきか、そして日々の業務をどう効率化できるかが明確に分かります。
話題のAIエージェント「Manus」、本当に仕事で使える?

「ChatGPTは便利だけど、もっと他に良いAIツールはないかな…?」
「最近よく聞く『Manus』って、一体何がすごいの?」
もしあなたがそう思っているなら、この記事はきっと役立つはずです。
こんにちは、ヒルトルです。
私の周りでも、最近この中国発のAIエージェントツール「Manus(マナス)」がかなり話題になっています。
AIツールは日々新しいものが出てきますが、正直なところ「どれが本当に自分の仕事に役立つのか」を見極めるのは大変ですよね。
特に、ChatGPTのような高機能なツールにすでに慣れていると、わざわざ新しいツールを試す価値があるのか、ついつい慎重になってしまうものです。
そこで今回は、私が実際にManusを使ってみて「これは使える!」と感じた具体的な活用法から、「この機能は、まあまあかな…」と思った点まで、包み隠さず本音でレビューしていきたいと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたがManusを試すべきかどうか、そして、もし使うならどんな業務を自動化できるのかが明確になっているはずです。
Manus(マナス)とは?料金プランもサクッと解説

まずは「Manusってそもそも何?」という基本から見ていきましょう。
Manusは、一言でいうと単なるチャットボットではなく、あなたの代わりに実際のタスクをこなしてくれる「AIエージェント」です。
以前は招待された人しか使えなかったり、ウェイティングリストに登録が必要だったりしたのですが、今では誰でもアカウントを作ってすぐに使えるようになりました。

気になる料金プランですが、最近になって月額19ドル(ChatGPTとほぼ同じ)という手頃なプランが登場しています。以前は39ドルと199ドルのプランしか無かったので、これは嬉しい変更点ですね。ユーザーが増えてきたので、開発側もより多くの人に使ってもらおうとしているのかもしれません。
各プランで使えるクレジット数が決まっていて、19ドルのベーシックプランだと1900クレジットが付与されます。どのプランも1ドルあたり100クレジットという計算です。ただ、色々な機能を試していると、このクレジットは意外とすぐになくなってしまうかもしれません。
「いきなり課金するのはちょっと…」と思いますよね。ご安心ください。Manusには無料プランも用意されています。
最初に1000クレジットがもらえ、さらに毎日300クレジットが追加されるので、基本的な機能を試すには十分です。

多くの人がすでにChatGPTなど、何かしらのAIツールにお金を払っているはず。なので、まずは無料プランでManusをじっくり試してみて、「これは自分の仕事のスタイルに合うぞ」と感じたら、他のツールから乗り換えたり、追加で課金したりする、という使い方が賢いのではないでしょうか。
【実践レビュー】私が試したManusの具体的な使い方3選
では、ここからが本題です。私が実際にManusを様々な業務で試してみて、どうだったのかを具体的にお伝えします。
良い点もイマイチな点も、正直に書いていきますね。
① ネット検索(Deep Research)機能の実力は?

まず試してみたのが、ネット上の情報を調べて要約してくれるDeep Research機能です。
私自身、新しいツールやマーケティングの手法について「これってどうなんだろう?」とネットで調べることは日常茶飯事です。ただ、これって結構時間がかかりますよね。なので、普段からChatGPTやPerplexity、GenSparkといったAIの力を借りてリサーチを効率化しています。
そこで、「Manusの検索機能はどのレベルなんだろう?」と、他のツールと同じような感覚で使ってみました。
結論から言うと、この機能に関しては、ChatGPTやGemini、Perplexityと比べて、正直そこまで大きな違いは感じられませんでした。
もちろん、基本的な情報を集めて文章にまとめてくれるので便利ではあります。しかし、すでにChatGPTのブラウジング機能などを使いこなしている人であれば、あえてManusに乗り換えるほどの決定的なメリットはない、というのが私の率直な感想です。
②【これは凄い】ビデオセールスレター(VSL)にも使えるスライド作成機能

Deep Research機能は少し期待外れだったのですが、次に試したスライド作成機能には、正直かなり感心しました。
特に、ビデオセールスレター(VSL)用のスライドを作る際に、その威力を発揮します。
以前、私が開催している「AIツール大全講座」の中でも実演したのですが、まずManusにセールス動画用の台本を書いてもらい、その台本を元に「スライドを作って」とお願いするだけで、PowerPoint(パワポ)のファイルを自動で生成してくれたのです。
出来上がったスライドは、ビデオセールスレターでよく見る「1スライド1文」の形式で、なんと200ページを超えるボリュームでした。「こんな悩み抱えていませんか?」といった、おなじみのフレーズが1ページずつに割り当てられているイメージです。
他のAIツール、例えばGenSparkのスライド作成機能も試したことがありますが、ここまで長い文章を一度にスライド化することはできませんでした。

しかし、Manusは200ページ以上の長文でも、問題なく一気に処理してくれます。
もちろん、生成されたパワポファイルをそのまま使えるわけではなく、気になるところは自分で手直しする必要はあります。それでも、台本を渡すだけでスライドの骨子がほぼ完成してしまうのは、作業効率を考えると驚異的です。
個人的に、このビデオセールスレター用のスライドを高速で作成できる点は、Manusを使う非常に大きなメリットだと感じています。

③ 執筆から画像挿入まで!ブログ記事作成を自動化する使い方

そして3つ目、私がManusはかなり使えるぞ、と感じたのが、ブログ記事の執筆機能です。
これは、ブログ記事の文章を書いてもらうだけでなく、なんと記事内で使う画像まで一緒に生成してくれるというものです。
私の講座「AI Webライティングマスタークラス」では、AIを使ってブログ記事を書く方法を教えています。
普段、ChatGPTやGeminiを使うときは、まずAIに目次を考えさせ、その目次の一つひとつについて「じゃあ最初のパートを書いて」「次にこのパートをお願い」というように、複数回に分けて指示を出しながら長文の記事を完成させていました。
なぜなら、一度に全部書かせようとすると、どうしても内容が薄くなったり、文字数が短くなったりしてしまうからです。
しかし、Manusはこの手間を大きく減してくれます。
試しに、私が撮影した動画の文字起こしテキストを渡し、「これでブログ記事を書いて」と依頼してみました。
するとManusは、まず「この目次でいかがですか?」と構成案を提案。私が「OK」と返すと、Manusは自律的に、かつ少しずつ区切りながら、質の高い文章を書き進めてくれたのです。

人間がチャットで何度もやり取りする手間を、Manus自身が肩代わりしてくれるようなイメージですね。
その結果、ChatGPTなどに一括で書かせるよりも、明らかに文字数も内容も充実した、普通に公開できるレベルのブログ記事が出来上がりました。
さらに驚いたのが、画像生成です。
「各見出しごとに目を引くバナー画像を日本語の文字入りで生成して、本文に挿入して」と追加でお願いしたところ、本当に関連画像を10個ほど生成し、記事の中に埋め込んでくれたのです。

正直、画像のクオリティはまだ完璧ではありません。日本語のフォントが少し怪しかったり、画像のサイズが途中で変わってしまったりと、まだまだ発展途上な部分はあります。自分で作った方がクオリティが高いのは間違いありません。
しかし、本文と画像がセットになったファイルをダウンロードし、UlyssesのようなエディタからワンクリックでWordPressに投稿すると、すでに画像が挿入された状態の記事が完成していました。

自分で画像を一枚一枚アップロードする手間が省けるだけでも、これは大きな進歩です。この機能がもっとレベルアップすれば、記事作成のほとんどをAIに任せられるようになる日も遠くないと感じました。
Manusは単なるAIチャットボットではない!「AIエージェント」としての可能性

今回、Manusの様々な機能を試してみて強く感じたのは、AIが単にこちらの質問に答えるだけの時代は終わりつつある、ということです。
スライド作成やブログ執筆の例で見たように、Manusは私たちの指示を理解し、自律的にタスクを計画し、実行してくれます。これはまさに、単なるチャットボットを超えた「AIエージェント」と呼ぶにふさわしい働きです。
もちろん、現時点ではManusが私たちのPCを勝手に操作して、WordPressにログインし、記事を自動で公開するところまではいきません。
最終的には、タイトルやメタディスクリプションの設定、画像の差し替えなど、人間による仕上げの作業が必要です。
しかし、これまで人間が多くの時間を費やしてきた作業の大部分を、AIが肩代わりしてくれるレベルにまで来ているのは間違いありません。
AIが生成した下書きを元に、人間はよりクリエイティブな、本質的な部分に集中できるようになる。そんな未来が、もうすぐそこまで来ています。
まとめ:私がManusを「こう使う!」と決めた理由|まずは無料プランから試そう
今回は、AIエージェントツール「Manus」の具体的な使い方と、その実力について詳しくレビューしてきました。
色々な機能を試した結果、私が今後Manusをどのように使っていくかというと、
- ビデオセールスレター用の長文スライド作成
- 動画撮影の際のスライド資料作成
- 収録した動画や音声の一次情報を元にした、質の高いブログ記事の執筆
これらのタスクを積極的にManusに指示していこうと決めました。
特に、動画コンテンツをブログ記事として再利用するという作業の大部分を自動化できるのは、非常に大きな魅力です。
ネットリサーチ機能は既存のツールで十分ですが、スライド作成とブログ執筆の効率を劇的に上げたいと考えている個人事業主やコンテンツ制作者にとって、Manusは試してみる価値が大いにあるツールです。
ChatGPTやGeminiも、今後このようなエージェント機能を強化してくることは間違いありませんが、現時点においてManusが持つ利便性は非常に高いと感じます。
もしあなたがこの記事を読んで少しでも「面白そうだな」「自分の仕事にも使えるかも」と感じたなら、ぜひまずは無料プランから試してみてください。
実際に触れてみることで、あなたのビジネスを効率化するヒントがきっと見つかるはずです。
編集後記(筆者の追記)
Manusも無料解放されててからユーザー増えており、話題になっていますよね!個人的にはGensparkにも課金してしまったので、Manusにも課金するのはどうかな?と思うところもあるのですが、無料プランのクレジットだけでは足りなくなってきたので、試しに課金して使ってみようと思います。AIエージェントツールもどんどん進化しており、ChatGPTやGeminiの公式アプリではまだできないことが行えるケースも多いので、試しに使ってみることをお勧めしますよ。
Manus公式サイトはこちら
↑弊社の紹介リンクです。こちらから登録するとお互い追加のクレジットが付与されるようですのでよろしければ上記のリンクから登録してみてください。